リモワは円高で安くなるのか?本場ドイツとの価格差からRIMOWAの価格について考える





2022年は歴史的な円安に見舞われ、エネルギー価格や輸入価格があり、日本でもインフレが顕著になりました。

そんな中、例外なくリモワも円高と欧州のインフレの影響を受け、価格が高騰していました。





2022年末になり、ドル高円安はピークを一旦ピークアウトして、円高傾向にあるように見えます。

コロナによる規制も緩和されつつあり、旅行のためにリモワのスーツケースの購入を検討している方も多いのではないでしょうか?


もし、このまま円高が進めばリモワの価格は下がるのか?について、本場ドイツのリモワ価格と日本の価格比較や過去の円高局面なども踏まえ考察します。


リモワは円高で安くなるのか?本場ドイツとの価格差から為替相場がRIMOWAの価格に与える影響について考える

リモワは円安の影響だけでなく、ブランド戦略もありかなり高価なスーツケースになってしまいました・・・。それにインフレや円安が拍車をかけた形で値上げが止まらない形となっていました。。

RIMOWAの価格推移

先日、下記の記事で最近のリモワの値上げが続いていることを紹介しました。


上記の記事では2018年から今に至るまでの価格の推移を紹介しています。

値上げ幅としては、40%前後が多く、幅が大きいものでは60%の値上げになっているモデルも存在していました。

値上げの原因は?

値上げの原因ですが、先ほどの記事でも紹介していますが、LVMHにリモワが買収されて以降、ハイブランド化を進めている戦略も大きく影響していると思われます。

それに加えて、昨今の円安や欧米の歴史的なインフレも確実に影響しています。

円高になるとリモワの価格は下がるのか?

こちらも先ほどの記事でも一部言及していますが、円高になったからといって、リモワが価格をすぐに下げるとは考えにくいです。

先ほどの記事を書いてから数ヶ月ですが、この記事執筆の時点で価格を確認したら、さらに値上げされていました。。

この一年、欧米では10%近いインフレに悩まされています。(欧州のインフレの主因は、ウクライナ戦争によるエネルギー価格の高騰が大きく影響しています。)

インフレを抑えるために、欧米各国は積極的に利上げを進めており、金利の格差が為替に影響を大きく与えています。

ただし、直近では日本も日銀が実質的な利上げを発表しましたが、それでも日米の金利差は大きく、2023も極端な円高に向かうとは考えにくく、円高が進んだとしても120円前後になるのではないかと考えています。(為替相場については、完全に個人の見解なので外れる場合もあると思います。)

一方で、以前のような1ドル=100円前後というような円高にはこの先ならない可能性もあります。

それくらい、日米の物価の差が顕著についているのが現状です。

そのため、多少円高が進んだくらいでは、リモワの正規価格が下がることはないと考えられますが、為替の影響とインフレの影響を把握するために、欧州のリモワ価格と日本の価格を比較してみます。

RIMOWAのドイツ価格と日本価格の推移

以前の記事でリモワの本国ドイツの価格と日本のリモワの価格を比較しました。

例えば、リモワオリジナルを例にとると、2018年時点の価格差が16〜17%の差でしたが、2021年1月時点ではレートを125円として計算した結果、20%程度の価格差となっていました。

■2021年1月時点の価格差(1ユーロ = 125円

Original

日本価格(円)

ドイツ価格(€)

(日本円換算)

価格差(円)

価格差(%)

オリジナル キャビン

¥134,200

€860.00

¥107,500

¥26,700

20%

オリジナル キャビンS

¥128,700

€840.00

¥105,000

¥23,700

18%

オリジナル キャビンプラス

¥146,300

€940.00

¥117,500

¥28,800

20%

オリジナル チェックインM

¥158,400

€1030.00

¥128,750

¥29,650

19%

オリジナル チェックインL

¥172,700

€1,100.00

¥137,500

¥35,200

20%

オリジナル トランク

¥205,700

€1,340.00

¥167,500

¥38,200

19%

オリジナル トランクプラス

¥223,300

€1,450.00

¥181,250

¥42,050

19%



今回新たに、2022年末時点の価格差を調査してみました。

■2022年末時点での価格差(1ユーロ=145円

下記の通り、キレイに価格差が15%になりました。

Original

日本価格(円)

ドイツ価格(€)

(日本円換算)

価格差(円)

価格差(%)

オリジナル キャビン

¥183,700

€1080.00

¥156,600

¥27,100

15%

オリジナル キャビンS

¥174,900

€1030.00

¥149,350

¥25,550

15%

オリジナル キャビンプラス

¥196,900

€1160.00

¥168,200

¥28,700

15%

オリジナル チェックインM

¥212,300

€1250.00

¥181,250

¥31,050

15%

オリジナル チェックインL

¥231,000

€1,360.00

¥197,200

¥33,800

15%

オリジナル トランク

¥282,700

€1,660.00

¥240,700

¥42,000

15%

オリジナル トランクプラス

¥299,200

€1,760.00

¥255,200

¥44,000

15%



つまり、以前は20%前後の価格差だったものが15%になっているので、まだ日本価格は値上げの余地がありそうです・・・(逆に日本価格はかなり頑張っているってことですね・・・)

並行輸入品は為替の影響を受けやすい?

これまでは、正規品価格の考察でしたが、並行輸入品に関しては、為替の影響をモロに受けるため、今後円高が少し進めば、並行輸入品の価格は下落してくる可能性はあります。

ただ、仕入れのタイミングにもよるため、すぐに反映する可能性は低いのかなと思います。



1ユーロ=100円時代のリモワの価格

参考までに、1ユーロ=100円時代のリモワの価格を紹介します。

我が家で初めてリモワを購入したのは2014年です。

当時は、1ユーロ=100円の円高の時でした。

その時は、リモワがLVMHに買収される前で、ラインナップも異なるため、一概に比較することはできませんが、はじめて購入したのはサルサのマットブラック61ℓです。

並行輸入品を購入したのですが価格が驚きの「37,000円」ほどでした。。

今でいうと、リモワエッセンシャルのチェックインMになります。

現在のエッセンシャルのチェックインMの正規品価格は「135,300円」です。

約3.7倍の価格になっており、衝撃的に値上がりしていることになりますね・・・

ただ、前述の通り、1ユーロが100円前後にこの先なったとしても、ここまでになることは考えにくいです。

例えば、チェックインMが795ユーロなので、1ユーロ=100円になれば、10万円を切ることもあり合えるのかもしれません。

為替相場がRIMOWAに与える影響についてまとめ

今回は為替相場がリモワの価格に与える影響について考察しました。

本国ドイツと日本の価格を比較すると、為替レートを考慮すると、以前よりは価格差が逆に縮まっており、この先、まだ値上げが実施される可能性もありそうなことがわかりました。

なので、この先円高が進んだとしても、そのまますぐに値下げにつながることもないのかなと思います。

やはり、会長が世界一の大富豪になったLVMH買収による、ブランド戦略の変更や欧州のインフレによる価格転嫁の影響が、為替相場よりも重荷になっている可能性が高そうです。

リモワは非常に素晴らしいスーツケースですが、さすがに現在は価格が高すぎますね・・・

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