ブロガー必見!Googleコアアップデートの影響を簡単に把握する方法を紹介します!





ブロガーの皆さんが一喜一憂するGoogleのコアアップデートですが、日に日に落ちて行くPV数をみて、何かしなければということで、まずはGoogleアップデートの影響を調べてみることにしました。


影響を調べるというのは、単純なPV数の変動だけではなくて、各キーワードの検索順位やクリック数などを統計的に比較することで、数値的に分析して、どういうところにコアアップデートの影響が出ているかを把握します。

使うのは無料で利用できるGoogleサーチコンソールと統計ソフトだけです。

サーチコンソールがあればかなりの細かい分析までできますが、今回は複雑な操作ではなく、簡単な操作だけで状況を把握できる方法を紹介します!


Googleコアアップデートの影響を把握する方法を紹介します!


2019年3月に続いて2019年9月のコアアップデートは大きな影響を受けました、、両方とも良い方ではなく悪い方に・・・、とりあえず嘆いていてもしょうがないのでどういうページに変動があったのか調べてみることにしました。

Googleコアアップデートについて

Googleコアアップデートとは、Googleが検索アルゴリズムのコアの部分を大きく見直すことです。

Googleさんが検索アリゴリズムを見直すと、検索結果に影響がでます。

私のブログの場合は、検索による流入が90%近いので、検索結果(表示される順位)が変わると、その結果次第では一喜一憂することになります。

私は自称マイラー系ブロガーなのですが、2019年3月のコアアップデートでは、多くのマイラー系ブロガーのブログが大きな影響を受けました。

私も一時は30%以上ブログのPV数が落ち込みました。

その後、半年かけてやっと2019年3月以前を超えるところまでPV数が伸びて来たのですが、2019年9月24日のアップデートで再び影響を受けて、ジリジリと下がり、一週間で約20%は落ち込みました。

2019年9月24日のコアアップデートについて

今回のコアアップデートは下記の通りアナウンスされました。

唯一の対策は「コンテンツに集中すること」

上記のツイートにある、Webリンクの日本語版がこちらになります。

そこで言われている対策は「コンテンツに集中すること」です。

以下、上記のページからの引用です。
コンテンツに集中する
これまで説明したとおり、コア アップデート後にページの掲載順位が下がったとしても、そのページに修正すべき問題があるとは限りません。それでも、コア アップデート後に掲載順位が下がった場合は、何かする必要があると感じるかもしれません。そのような場合は、できるだけ優れたコンテンツの提供に集中することをおすすめします。Google のアルゴリズムでは、コンテンツの品質に基づいて掲載順位を決定しているからです。
要は以前から言われている通り、「品質の高いコンテンツを生み出しなさい」ということですね。。

まあ、それがなかなかできないから苦労するわけですが・・・

まずできることは”影響度合いを把握すること”

私はただのしがないサラーリマンブロガーなので皆さんにお伝えできるような対策は持ち合わせておりませんが、まずできることは”影響度合いを把握すること”かと思います。

というのも、今回のコアアップデートによって自分のサイトのどのページのアクセス数や検索順位が下がったかを知ることで、次の一手を考える足がかりになります。

コンテンツに集中するにも、何をすれば良いかわからないという方も多いかと思いますので、今回影響があった部分から自分のブログの強みと弱みを見つけることかと思います。

例えば単純に良くなった自分の記事の書き方を真似てみるとか、そのキーワードに関する記事を充実させて、徐々にその分野の上位キーワードを増やしていくなどの対策が考えられます。(と、言いながら私は書きたいことしか書かないので、分析しても実践しないと思いますが・・・(笑))

使うのはサーチコンソールと表計算ソフトのみ

分析に使うのは、
  • Googleサーチコンソール
  • 表計算ソフト
の2つだけです。

この2つがあれば、かなりの分析ができます。

Googleサーチコンソールの結果はGoogleスプレッドシートにもエクスポートできるので、表計算ソフトも不要かもしれませんが、向かいながらの人間なのでローカルにおいて作業したい私はcsv形式にエクスポートして、ローカルで統計情報を確認しました。

Googleサーチコンソールについて


この記事を読んでいただいているのは自分でサイトを運営されている方が殆どかと思いますので、説明は不要かと思いますが、Googleサーチコンソールとはサイトの検索トラフィックや掲載順位を測定できるGoogleが無償で提供しているSEO対策ツールです。

今回はそんなサーチコンソールを使ってコアアップデートによる影響を把握する方法を紹介します。

サーチコンソールで情報抽出("順位"&"表示回数")


今回やるのは、サーチコンソールの検索パフォーマンスを確認できる機能を使って、コアアップデート前後1週間の各検索キーワードの順位と表示回数を比較してみます。

最終的に気になるのはクリック数ですが、今回の目的はコアアップデートによってどのように検索結果が変動したのかを知ることなので、”順位”と”表示回数”にフォーカスしてみます。

サーチコンソールのページの左側のタブから”検索結果”を表示します。



すると、検索キーワードごとのクリック数や表示回数を確認することができます。


上記の画像では検索キーワードの部分は隠していますが、は直近の3ヶ月間の結果です。比較機能を使うことで、特定の期間同士の結果を比較表示することができます。

比較するためには「日付:過去3ヶ月間」となっている部分をクリックして条件を編集します。


比較のタブを選んで、カスタムにして比較したい日付を入力します。コアアップデートは9/24でしたがすぐに影響は出ていなかったので、一日ずらして25日以降とそれより前のそれぞれ一週間の結果を比較してみます。


すると下記のような感じで、各キーワード毎のクリック数や掲載順位を表示することができます。



次にこのままでは分析しにくいので、ダウンロードして表計算ソフトで差をとったりして分析します。

ダウンロードは、CSV形式またはGoogleスプレッドシートでできます。


私はCSVでMacのローカルに保存して、標準ソフトのNumbersで開きました。Windowsの場合はエクセルでも良いですし、Googleスプレッドシートで開いても良いと思います。

表計算ソフトで分析!

表計算ソフトで分析といっても難しい操作はしません。
  • 引き算
  • 並べ替え
  • フィルターリング
上記の3つの機能を使って、簡単な分析を行います。

まずは、ダウンロードしたファイルを開きます。



各期間のそれぞれのクリック数や表示回数、掲載順位が確認できるかと思います。

検索順位の変動を確認する

各キーワードの検索順位がどのように変動したか確認します。

まずは、一番最後の列に一列追加して、列名には"順位の差"と入力して、
  • "アップデート前の期間" - "アップデート後の期間"
という単純な数式を入力しました。

これで、単純にコアアップデートの前後で検索結果の掲載順位にどのくらいの差が出たか確認することができます。

この方法の場合、1位だったものが10位になったら"-9"になり、”順位の差”のマイナスの数字が大きいほど落ち込みが激しかったことになります。

”順位の差”の列で昇順に並べてみます。


あれ??

これだと、前回圏外だったけど、今回圏内に入ってきた”アップデートがプラスに働いたもの”もマイナスとして出ちゃいます。

そのため、”アップデート前の期間”の列にフィルターをかけて、値が0のものを除外します。

そうすると、欲しい結果が得られました。


が、もう1つ問題がありました。

アップデート後に圏外になったものが0になってしまい、差がプラスの数値となり、順位アップしたことになってしまいます。

むしろ、コアアップデートの影響を一番受けたのがアップデート後に圏外になったものなので、”アップデート後の期間の順位”にフィルターをかけて「0」のものだけを抽出します。

そして、”順位の差”を昇順でソートしました。


ここに出てくるのが一番えげつない影響を受けたキーワード達です。検索順位1位から圏外に吹っ飛んだ検索キーワードになります。

私の場合は、3位以内から圏外に飛んだキーワードだけで168キーワードありました。1位から圏外だけでも47個ありました。

表示回数の変動を確認する

次に、どれくらい検索結果に表示されたかの変動を確認しますがやり方は同じです。

表示回数の場合は、順位の時と違い0回は一度も表示されなかったという意味なので特別扱いする必要はありません。

検索順位の差を取った時と同じように、
  • "アップデート前の期間" - "アップデート後の期間"
という、単純な数式を入力して”表示回数差”で昇順に並べ替えます。


今回は一発で欲しい結果が得られました。

一番上のキーワードが、もっとも表示回数が減ったキーワードです。

1週間で2004回表示されていたのが0になったみたいですw

一方で、表示回数が増えたものを確認してみると・・・


あれ?!

むしろ表示回数は減ったものより増えたものの方がすごい!

でも、結果的にはPV数は減ってます。

もう少し掘り下げて確認します。

CTRというクリック率を表す数値も出力されているのでそれも併せて確認します。



8000回近く表示回数が増えているにも関わらず、クリック率が異常に低いです。

つまり、Googleさんは上位に表示してくれたけど、ユーザーが欲しい情報ではなかったという結果です。

(考察)今回の調査でわかったGoogleアップデートの影響について

この結果から1つわかったことがあります。

よく言われていることでもありますが、

コアアップデート直後の検索結果は大きく変動するため、あまりあてにならない(一時的なものである)可能性が高いということです。

表示回数が8,000回増えた記事はコアアップデートによって、Googleさんは私の記事を有用だと判断したがユーザーの検索意図とは違う記事なのでクリックしてくれません。

すると、その状態が続くとズルズル検索順位が下がっていきます。

その逆もあり得ると思います。

実際に、この記事を書いているのがコアアップデート後一週間以上が経過してからなのですが、サーチコンソールは2日前くらいまでの情報しかみることができません。

例えば、この記事を書いている時点で、先ほどの分析で1位から圏外になっていたキーワードを検索してみると、しっかりと1位に表示されるようになっていました。

Googleコアアップデートの影響を簡単に把握する方法まとめ

今回は、Googleコアアップデートの影響を把握する方法を紹介しました。

サーチコンソールさえあれば、かなりの部分まで分析することができます。

またGoogleさんが言っているように、コアアップデートによる変動に一喜一憂するのではなく、質の高い記事を書き続けることが重要になります。

最後の考察の部分で書きましたが、巷で言われている通りアップデートの直後は検索結果が安定しないことが自分のサイトの結果からもわかりました。

そのため、もうしばらく立って、検索順位が落ち着いてきた段階で再度分析してみる必要があります。

それほど手間はかからないので、皆さんもコアアップデートの自分のサイトの影響度合いを把握してみてください。

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