バンコクではGrabがかなり浸透していますが、コロナ禍のタイミングでバンコクに進出してきたエストニア発のライドシェアサービス「Bolt」の方が安価に利用できました。
Grabなどのライドシェアサービスは需要によって価格が変動します。
今回、久しぶりにバンコクにきてGrabを使おうとすると、かなり高い場面が多かったのですが、エストニア発のスーパーアプリBoltの方が安価に利用できたので、Boltをメインで利用してきました。
Grabとの違いやBoltを便利に使いこなすコツなども紹介します!
バンコクでオススメの配車アプリ「Bolt」の使い方やGrabとの違いやちょっとした小技を紹介します!
海外旅行でUberやGrabといった配車アプリはなくてはならいなものになりました。今回も空港からホテルまで、Boltを使いましたが、待ち合わせで戸惑ってしまいました。Grabの場合は、ピックアップしてもらうゲート番号を選択可能ですが、Boltではできません。結局、ドライバーさんと電話で何回かやりとりしてやっと出会えたのですが、何回か使っていくうちにコツがわかったのでそういった部分も紹介します!
配車アプリとは?
そもそも配車アプリって何?って方もいるかと思うのでざっくり良い点を紹介します。
- アプリでタクシーを呼ぶことができるサービス
- 事前に行き場所を指定するので、運転手と話をする必要がない
- 価格も事前に決定するのでぼられることがない
- クレカで支払えるので現金の受け渡しが不要
海外でタクシーに乗る場合は、言葉の壁やぼったくりがどうしても付きまとい、ストレスの原因にもなります。
タクシーの安いタイでは観光客相手の場合、少しでもぼったくってやろうと交渉してくることが多いです。基本メーターを使わないタクシーはぼったくりです。(法律的にもNGです。)
ただ、観光に来ているとそういったことを考えるのも煩わしいと思うので、配車アプリは旅行者の強い味方になります。
クレカで支払うことができるので、空港に着いてすぐにアプリを使ってホテルまで向かうこともできます。
現在、タイの場合は主に「Grab」と「Bolt」といった選択肢があります。
バンコクのライドシェアの歴史
日本では白タクが禁止されていて、タクシーアプリといえば通常のタクシーを呼ぶことができるアプリしかありませんが、海外では一般の人が登録してタクシーサービスをしているところが多いです。
そのため、最近の海外旅行ではUberやGrabといったサービスが必要不可欠になりつつあります。
数年前まで住んでいたバンコクでも、配車アプリはかなり盛んに使われていました。
その時は完全にGrabがメインでした。
タイにきた当初は、UberとGrabが競っていて、その後、GrabがUberの東南アジア事業を継承して、一強体制になりました。
Uberは米国のサービスで、Grabはマレーシア発祥の配車アプリです。
Grab一強になってからは、全体的に価格が上がっていました。
その後、コロナ禍のタイミングでエストニア発のBoltがバンコクに進出してきました。
噂ではGrabが高くなって、Boltの方が安いというのは聞いていましたがその通りでした。
Boltの登録方法
Boltの登録は非常に簡単ですが、日本では登録できなかったので現地に着いてから登録しました。(Grabの場合は、位置情報を誤魔化せば日本でも事前に登録できたのですが・・・、Boltでも色々試してみます。)
登録にはタイの電話番号があった方が便利だと思うので、空港に着いてSIMをセットしてから利用することをお薦めしたいです。
Boltの使い方
Boltは配車専用アプリなので使い方は全然難しくありません。
支払い方法の登録
まずは事前にPayment(支払い方法)を登録しておきましょう。Apple Payなども使えるようになっています。日本のクレジットカードもOKでした。
Paymentの登録は、アプリを開いて左上の三本線をタップします。
次に、メニュー画面になるので、そこからPaymentを選びます。
クレジットカードを登録する場合は、Add debit/credit cardからクレカを登録して、Payment methodsのところに出てくる登録済みのカードを選択しておくと、デフォルトの支払い方法が選択した支払い方法になります。
配車方法
次に、配車の方法を紹介します。
アプリを開いて地図の画面になったら、下にある「Where to?」に宛先を入れるだけです。
ちなみにGoogleMapなので日本語でも目的地を検索することができます。
目的地を決定したら、次にピックアップ場所を細かく指定可能です。ピンの場所を移動して、「Confirm pickup」をタップすると、車両タイプごとに料金が表示されます。
こんな感じで車両タイプごとに価格が表示されます。
ざっと、タイプ別に紹介しておきます。
- Taxi ・・・普通のタクシー車両(料金はメーター払い)
- Motorbike・・・バイクタクシー
- Economy・・・コンパクトカーなど
- Ladies・・・女性ドライバー
- Bolt・・・車種問わずに呼びたい場合
- Comfort・・・高級車
- XL・・・大型車両
※Taxi以外は事前に価格が決定します。(高速料金は別途必要)
車種を押して、Confirm Orderをタップすれば、ドライバーとマッチングされます。
すると、こんな感じであと何分で到着する予定か、車の車種やカラー、ナンバー、そしてドライバーの写真や名前が表示されます。(スクリーンショットは一部マスキングしています。)
Chatがあるので、こちらでメッセージを送れば、勝手に翻訳してくれるので運転手さんとやりとりができます。
あとは車が来たら、ナンバーを確認して乗り込むだけです。
車に乗り込んで、ドライバーさんが目的地に向かい始めると、到着予想時間が表示されます。
クレジットカード払いに設定されている場合は、現地に到着したら支払い不要です。
ちなみに、スワンナプーム空港からの場合は、高速道路を利用するかどうか、ドライバーがきいてきます。(モーターウェイとかハイウェイとかいってくるかと思います。)
ルートにもよりますが、60バーツ〜70バーツほど必要なので高速を使う場合は小銭を用意しておいた方がいいです。
GrabとBoltの違い
Grabは、マレーシア発のアプリで、東南アジアで利用可能です。
一方、Boltはエストニア発のアプリで、ヨーロッパを中心に利用可能です。
Boltは、北欧旅行の時にエストニアのタリンとスウェーデンのストックホルムで使いました。
タイでは、GrabはGrab Foodやお買い物代行などもできて、いわゆるスーパーアプリ化しています。
一方、Boltはタイでは配車サービスのしか使えません。
旅行者としては、配車アプリとして使うことが多いかと思うので問題ないのかなと思いますが、配車アプリとしてもGrabはかなり細かく色々設定できますが、Boltは比較的シンプルなので、使いやすいともいえます。
GrabでできてBoltでできないこと
また、配車アプリとして利用する場合でもGrabではできるのにBoltではできないことがいくつかあります。
気になった点としては下記の2つ。
- 時間指定した予約
- 細かいピックアップ場所の指定
時間指定(予約機能)
Grabの予約機能は、時間通りに運転手が来るかどうかは別として、朝早い時や辺鄙な場所に行くときは事前に予約しておくことで、安心感を得ることができます。
特に、早朝に空港行くときや遠い場所に行くときは、マッチングしにくいので
細かいピックアップ場所の指定
Grabが使いやすいと思ったもう一つの機能は、ピックアップ場所を細かく指定できる点です。
例えば、空港の場合は、ゲート番号を入力できるのでピンポイントで待ち合わせできます。
上記の場合は、行き先を指定する画面ですが、ピックアップ場所を指定する場合も同様です。
スワンナプーム空港だけでも15個の場所が指定可能です。
大きなショッピングセンターなんかでも、出口を指定できるので便利です。
Boltはそれができないのですが、次に紹介する方法である程度回避できます。
Boltで細かいピックアップ場所を指定する方法
最初、空港でBoltを使ったときに待ち合わせ場所の指定で苦戦しました。
結局ドライバーさんから電話がかかってきて、ある程度タイ語はわかるのでことなきを得ましたが、何回か使っていくうちに、リクエスト送信前にメッセージを入れる入力があるので、そこに英語で細かい場所を入力しておけば、ある程度は待ち合わせができることがわかりました。
この部分に、細かいピックアップ場所を指定すればOKです。
英語で入力すれば、ドライバーには翻訳されてタイ語で表示されます。
ただし、空港の場合はかなり混み合っているので、お互いになかなか見つけれれずに、電話がかかってくる可能性はありますが・・・
リクエスト済みの場合は、Chat機能もあるのでそちらで送ってもOKです。
GrabとBoltの価格の違い
GrabとBoltの決定的な違いは価格です。。
同じルートでも価格にかなり違いがでます。
例えば、市内で利用しようとしたときには下記の価格の違いがありました。
Bolt=88バーツ(ただし、Comfortの156バーツしか利用できず)
Bolt |
Just Grab = 220バーツ ※Boltに相当するのがJustGrabです。
Grab |
次に、市内から空港の料金を比較します。
Bolt=265バーツ
Grab |
結構価格差が大きいですよね。
配車アプリは需要によって価格が変動するダイナミックプライシングを採用していますが、Grabは差が激しい印象です。
ただし、Grabの方が台数は多いので、見つけやすさという点ではGrabに軍配が上がります。
なので、まずBoltで試してみて、ダメならGrabを使うという使い方をしていました。
その他Boltが良い点
他に、Boltが使いやすかったのはGoogle Mapを採用しているので、普段利用している地図と同じ検索の仕方ができるので使いやすかったです。
一方、Grabは検索しても新しいお店がなかったりして、不便を感じることもありました。
Boltでバイタクを使いこなす!
Boltを使えば、バイクタクシーを呼ぶこともできます。
通常、バイクタクシーは料金がわからず旅行者には使いにくいのですが、Boltは事前に料金がわかるので明瞭会計です。
普通にバイクが迎えにきてくれて、そのまま後ろに乗るだけです。ヘルメットを持っているドライバーもいますが、最近はノーヘルのまま乗せられることが多いようです。
バイタク最大のメリットは、渋滞知らずなのと価格が安いことです。
ただ、おそらくタイに慣れていない方は、車と車の間を縫って走るバイクの運転の荒さに驚くと思うのであまりお勧めはできません。
特に、スクンビット道路などの大通りはバイクタクで通るとそのスピード感など、かなり恐怖を感じることもあるかと思います。
一方、Soiと呼ばれる小道を使う分にはまだマシです。
ただ、事故があったときに保険適用されるかどうかなどわからないので、不安な方はやめておくのが良いと思います。
Comfort
最後、空港まではComfortを利用しました。Comfortにしなくても、BoltでSUVや高級車が来ることもありましたが、運の要素が絡むので、確実に快適な移動がしたい場合はComfortを選んでおくのが無難です。
この時はカムリがきました。タイではトヨタのカムリは結構多く走っているのでComfortでカムリがくるケースは多いかもしれません。
別の時はBoltで配車したらフォーチュナーというSUVがきました。
Boltの料金(スワンナプーム空港〜市内)
Boltを使ってスワンナプーム空港から市内(トンローにあるホテル)へ移動した際の料金を紹介します。(価格は変動するのであくまで一例です。)
Economyが最安で275バーツでした。
これとは別に、高速を利用したので、高速料金が現金で合計65バーツほどかかりました。
Boltの料金(市内〜スワンナプーム空港)
逆にスワンナプーム空港へ移動した際の料金を紹介します。(価格は変動するのであくまで一例です。)
ただ、この時はゆったりと行きたかったのでComfort(462バーツ)をチョイスしました。
この時も高速料金は別途現金で徴収されました。
Grabの事前登録方法
今回Boltと比較したGrabですが、バンコクではBoltと比較すると価格面で劣りますが、その知名度やカバー率など東南アジアでは大活躍することは間違いありません。
旅行前に日本でGrabを登録する方法は下記の記事をご覧ください。
バンコクでオススメの配車アプリ「Bolt」まとめ
最近、バンコクではGrabが高くなったという話をよく聞くので、バンコクに進出して日が比較的浅い「Bolt」を使ってみて紹介しました。
価格は全体的にGrabより安かったです。
ただ、今回はバンコク中心地で主に利用したので、見つかりにくいということはなかったですが、台数やカバーエリアはGrabの方が上なので、価格以外の利便性はGrabに軍配が上がりそうです。
なので、まずはBoltで配車してみて、ダメならGrabを試してみるというのが良さそうです!
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