何がベストな選択?ディスク速度比較! iMac & MacBook Pro(HDD・SSHD・SSD)


大量の写真を扱ったり大きなファイルを扱う場合に重要な要素の一つであるディスクへの読み込み・書き込み速度についてまとめたいと思います。


というのも、私はいまiMacとMacbookProを所有していますが、iMacでは写真とビデオの管理が主目的で、MacbookProはブログ執筆に使っています。

これまで、写真とビデオの管理はiMacで行ってきましたが、元々内蔵HDDが500GBしかなく写真ライブラリの容量だけで350GBくらいあり、データを保存できなくなって来ました。

さらに、他のデータ等で容量を圧迫した結果、iMacの動作が緩慢になり買い替えを検討していました。

私が所有しているのはiMac mid 2011モデルで、2011年に発売された古いモデルです。Retinaディスプレイでもありません。

でも、色々調べてみるとiMac mid 2011にSSDを増設すれば蘇った!という報告が多数あったので、SSDの増設をすることにしました。

さらに、調べると同じHDDやSSDでも接続方式・規格によって、ディスクの書き込み・読み込み速度はぜんぜん違うことがわかりました。

確かにSSD内蔵のMacBook Pro late 2016で写真同じように転送するとめちゃくちゃ早いんですよね。。

ちょっと前置きが長くなりましたが、Macのディスク速度を徹底比較したいと思います。

Macのディスク速度比較!!

まず、はじめに私の持っているMacを紹介します。

iMac mid 2011モデル

結構前に買ったiMacの2011年モデルです。


21.5インチでRetinaディスプレイでもありませんし、薄型になる前のモデルです。

最近までは、内蔵の500GBにUSB2.0で外付けHDDを接続して使っていましたが、なにぶんデータ転送が遅い・・・

そこで、一念発起して下記を自分でやりました。
  • 内蔵HDDを2TBのSSHDに換装(SeagateのFireCuba)
  • 1TBのSSDを増設
HDDの換装とSSDの増設については下記の記事をご参照ください。

iMac Mid 2011のHDDをSSHDに換装&SSDを増設したら完全復活!!

ちなみに、メモリは買った当初に自分で増設して12GB(4GB+4GB+2GB+2GB)でしたが、HDD交換&SSD増設時に2GBのメモリが1つ壊れてしまい、交換後は10GBです。

MacBook Pro late 2016モデル

MacBook Proは2017年に購入した最新モデルの13インチです。タッチバーつきではありません。


メモリは256GBなので大きいデータをおくことを想定しておらず、ブログ専用とiPhoneで撮影した写真のバックアップ用に使っていました。

さすがに最新機種なので動作はサクサクです。

ちなみに、このMacBook ProのSSD換装も考えましたが、まだ互換性のあるSSDが販売していないため断念しました。(同じモデルでもタッチバーモデルはハンダ付けされており、SSDが取り外せないとか・・・、わたしのモデルは取り外せますが専用の形状なので代わりのものが売ってませんでした。)

他にも、USB Type Cで外付けSSDを買って管理することも考えましたが、外付けだけの管理だとわずらわしいのと、取り外しを繰り返すと耐久性も心配だったのでやめました。

あと、写真はやっぱり大画面でみたいですよね!

ということで、写真の管理はiMacでやることになったんですが、ディスク書き込み速度をひかくするためにMacBook Proも利用しました。

ディスクの種類・接続方式について

実際の速度計測の前に、ディスクの種類と接続方式について整理しておきます。

大きく分けると、HDDとSSDがあります。さらには、最近ではSSDとHDDのハイブリッドSSHD(Appleではフィージョンドライブと呼ばれている)があります。

さらに、HDDでも回転速度(5400rpm、7200rpm)や大きさ(2.5インチ、3.5インチ)があります。

SSDも製品によって転送速度が変わるほか、サイズは2.5インチやM.2があります。

M.2はあまり知られてませんが、細長い形状をしています。


ここまではディスクの種類を紹介しましたが、SSDを使えばどんなPCでも早くなるのか?というとそうでもなく、ディスクが持っている本来の最大転送速度を生かすためには接続する方式・規格が重要になってきます。

例えば、一番一般的なのはUSBですが、USBといっても色んな規格があり、規格によって 最大転送速度が異なります。
  • USB2.0:480 Mbps
  • USB3.0(USB3.1 Gen 1):5 Gbps
  • USB3.1 Gen 2:10Gbps

基本的には良く見かけるUSBのポート(タイプA)で接続する形になりますが、おなじタイプAでもHDD側、本体側がそれぞれ対応していないと低い方のスペックが適用されます。


そのため、たとえば私の古いiMacにUSB3.0対応のHDDを接続したとしてもUSB2.0接続になってしまいます。

Macでは、USB以外にもThunderboltというインテルとアップルが共同開発したデータ転送技術を採用しています。
  • Thunderbolt:10Gbps
  • Thunderbolt2:20Gbps
  • Thunderbolt3:40Gbps

私の持っているiMac mid 2011ではThunderbolt無印が利用可能です。ただ、このThunderbolt対応の外付けHDDはあまり普及しておらずライセンス料もあり割高です。

今回、バックアップ用途にThunderbolt対応の外付けHDDの購入も考えましたが、コスパが悪いのでSSHDと呼ばれるSSDとHDDのハイブリットの製品をチョイスして、内蔵HDDを交換することになりました。

他にもPCのマザーボードに直接付ける場合はシリアルATA(SATA)接続になります。

SATAにもいくつかのバージョンがありますが、最近のものはSATA 3.0が主流かと思います。
  • SATA 2.0:3Gbps
  • SATA 3.0:6Gbps
各規格の速度をまとめると下記の通りになります。

規格 規格上の最大転送速度 プラグ形状 備考
USB2.0 480 Mbps USB A、USB B、ミニUSB A、ミニUSB B、マイクロUSB A、マイクロUSB B

USB3.0
(USB3.1 Gen 1)
5 Gbps USB A、USB B、マイクロUSB B USB3.0はUSB3.1の仕様策定に伴い、USB3.1 Gen1となった
USB3.1 Gen 2 10 Gbps USB A、USB C

Thunderbolt 10 Gbps Thunderboltポート

Thunderbolt2 20 Gbps Thunderbolt2ポート(下位互換あり)

Thunderbolt3 40 Gbps USB-C USB-Cコネクタを仕様
SATA 2.0 3 Gbps SATA

SATA 3.0 6 Gbps SATA


上記はあくまで理論上の最高速度であり、このままのスピードが出る訳ではありません。

ディスク速度計測ソフト

今回の速度比較にあたり、使用したソフトは「Blackmagic Disk Speed Test」です。

フリーソフトで、ビジュアル的にもかっこよく、見やすいので重宝しています。

Blackmagic Disk Speed Test
速度計測はそれぞれ、他のアプリケーションを止めて実施します。

速度計測したディスクの種類

実際に今回計測したのは下記の組み合わせです。

[iMac]
  • 外付けHDD x USB 2.0
  • 純正内蔵HDD x SATA 3.0
  • 外付けSSD x USB 2.0
  • 内蔵SSHD x SATA 3.0
  • 内蔵SSD x STAT 3.0

理論的には上から下に向かって早くなるはずですが、実際にはどうでしょうか。

一方MacBook Proでは下記の組み合わせでテストしました。

[MacBook Pro]
  • 外付けHDD x USB 3.0(USB3.1 Gen 1)
  • 外付けSSD x USB 3.1 Gen2
  • 内蔵SSD x 独自規格

いざディスク速度計測!!

ではいよいよ速度計測です。

iMac Mid 2011モデルのディスク速度計測

最初は一番遅いと思われる「外付けHDD」×「USB2.0」です。

iMac「外付けHDD」×「USB2.0」


こんなもんなのでしょうか?もうちょっと早くてもいいような気がしますが・・・。

書込み:29.8 MB/s
読込み:37.0 MB/s


次は「純正内蔵HDD」×「SATA3.0」です。
iMac 「純正内蔵HDD」×「SATA3.0」

思っていたより遅いですね。。USB2.0接続の外付けとほぼ変わらない結果です。ちなみに500GBのHDD残りは100GBくらいでかなり使い込んでいます。

書込み:32.7 MB/s
読込み:35.1 MB/s

次は「外付けSSD」×「USB 2.0」です。

USB2.0接続なのであまり期待できません・・・

「外付けSSD」×「USB 2.0」
ですよね、、もうちょっく行くかと思ったんですが結局のところUSB2.0接続の限界といところでしょうか。なのでUSB2.0接続でSSDを接続しても意味ないことがわかりました。

書込み:31.5 MB/s
読込み:37.9 MB/s

次にHDD交換後の「内蔵SSHD」×「SATA 3.0」です。使用したSSHDはSEAGATのFireCuda 2TBです。

苦労して交換した未知のSSHDですが、結果やいかに・・・

「内蔵SSHD」×「SATA 3.0」


書込み:171.3 MB/s
読込み:190.7 MB/s

おぉ!!ここまでの最速です!しかも想像していたより早い!!!これは交換した甲斐がありました。

iMacの最後は増設した内蔵SSDです。内蔵したSSDは、2.5インチ 1TB WD Blueです。スペック上は、シーケンシャル読み取り速度:最大545MB/s、シーケンシャル書き込み速度:最大525MB/sとなっています。SSHDの結果からかなり期待ができそうですがどうでしょうか?

「内蔵SSD」×「SATA 3.0」

来ました♪完全に想定通りの速度を叩き出してくれました!!ほぼ、スペック通りの速度が出ています!

書込み:476.7 MB/s
読込み:524.9 MB/s

というところで、iMacはHDD交換(SSHD)&SSD増設前後では天と地の差があることがわかりました。

こんなことならもっと早く、交換しておくべきでした・・・

MacBook Pro Late 2016のディスク速度計測

次は、MacBook Pro Late 2016でディスク速度を計測します。

まずは、一番遅いと思われる「外付けHDD」×「USB3.0」です。

「外付けHDD」×「USB3.0」

まあ、こんなもんでしょうか。もうちょっと出るかなとは思ったんですが。。

書込み:102.7 MB/s
読込み:96.2 MB/s

次は、「外付けSSD」 x 「USB 3.1 Gen2」です。

事前の調査では400MB/sくらいでるんじゃないかと期待してましたが・・・

外付けSSD」 x 「USB 3.1 Gen2」

書込み:466.6 MB/s
読込み:504.7 MB/s

想定通りの速度が出ました!早いですね♪iMacの内蔵SSDと互角です。

最後はMacBook Proの内蔵SSDの速度を計測してみました。

内蔵SSD x 独自規格
はい、、

桁が違いますね。。。

書込み:1343.9 MB/s
読込み:2317.8 MB/s

唯一ギガを達成したのはMacBook Proの内蔵SSDだけでした。

爆速とはまさにこのことです(笑)

なんとか、内蔵SSDを増設または容量の大きいものに変えたいですね!そしたら快適な写真管理ができるのに・・・


Macのディスク速度計測まとめ



今回の計測結果を表にまとめました。

PC ディスク 接続方式 Write(MB/s) Read(MB/s)
iMac
外付けHDD USB 2.0
29.8
37.0
外付けSSD USB 2.0
31.5
37.9
純正内蔵HDD SATA 3.0
32.7
35.1
内蔵SSHD SATA 3.0
171.3
190.7
内蔵SSD SATA 3.0
476.7
524.9
MacBook Pro
外付けHDD USB3.0
102.7
96.2
外付けSSD USB3.1 Gen2
466.6
504.7
内蔵SSD SATA 3.0
1343.9
2317.8

なんとなく気にしているようで、きちんとそこまで把握できていないディスクの書き込み・読み込み速度について把握できるようになりました。

ディスクの種類や接続方法によって大きく違いがあることがわかりました。

特にiMacは、同じ内蔵でも「純正HDD」と「SSHD」「SSD」とは雲泥の差があることがわかりました

今回、SSDは1TB(約3.3万円)にしたので結構出費が痛かったですが、もう少し容量の小さいものにして、主に起動ディスク専用としてデータは2TBのSSHD側(約1.1万円)に書き込む運用でもいいかもしれません。

何れにしても、古いiMacを使っている方はSSDの増設は必須かと思います。

iMac mid 2011のSSD増設&SSHD換装方法は下記をご参照下さい。

iMac Mid 2011のHDD換装&SSDの増設方法について

結構前に購入したiMac Mid 2011モデルですが最近動作がかなり遅くて買い替えを検討していました。 当然、購入した当時は快適でしたが内蔵HDDの容量も500GBと少なく、主に写真やビデオの管理をしていたらすぐに容量がいっぱいになってしまいました。 それで、外付けHDDをどんどん増やしていっていたんですが、それがまた書き込み速度が遅く苦労していました。 ...



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