驚異の3軸ジンバル搭載「DJI OSMO Pocket」で4K動画撮影するときの落とし穴





3軸ジンバル4KカメラのDJI OSMO Pocketを購入しましたが、このカメラ衝撃的なくらいすごいですね!

OsmoPocketで撮影した静止画
そのコンパクトさにも関わらず、どこでも気軽にブレない綺麗な動画が撮影できて驚いています。

早速、喜び勇んで4K動画を撮影してみましたが、いくつか気がついた注意点があるので紹介します。

驚異の3軸ジンバル搭載「DJI OSMO Pocket」で4K動画撮影するときの落とし穴



いやマジでこのOSMO Pocket凄いです。撮影しながらニヤニヤしてしまうくらいwでも、4K動画を撮影するにあたっていくつか注意点があるので紹介したいと思います。

OSMO Pocketで4K動画撮影

OSMO Pocketといえば3軸ジンバル搭載でブレのない4K動画を撮影できるのが特徴です。

動画モードでは下記の設定項目の組み合わせで設定することが可能です。

解像度&FPS
1920×1080
3840×1260(4K)
ビデオフレームレート
30
60
画質
スーパーファイン

※画質のスーパーファインは1920x1080のフレームレートが30pの時のみ設定可能
例えば、4Kの場合は、
  • 「3840x1260の30p」
  • 「3840x1260の60p」
のいずれかを選択することで撮影できます。


OSMO Pocketの4K撮影動画サンプルは下記をご参照ください。

OSMO Pocket動画サンプル


バンコクリバーサイド のニューイヤーカウントダウンの様子です。4Kディスプレイが欲しくなります(笑)


OSMO Pocketで4K動画撮影時の注意点

そんなOSMO Pocketで4K動画撮影をスムーズに行うために、下記に私が気づいた注意点をリストアップしました。
  • マイクロSD書き込みエラー(4K動画対応のマイクロSDが必要)
  • 自動追尾モードが使えない
  • iPhoneに4K動画は転送できない
  • 4K動画編集には高スペックPCが必要?
これらを順番に紹介していきます。

マイクロSD書き込みエラー(4K動画対応のマイクロSDが必要)

一番最初にハマったのがSDカード問題です。

手元にあった数年前に購入したSanDiskのUltraシリーズのマイクロSDを使いましたが4K動画(3840x1260&60p)を撮影しようとするとエラーで撮影できませんでした。(その後、エラーが出ないこともありました。)

調べてみると、4K動画撮影の場合はUHSスピードクラス3のものを選んだ方がいいということがわかりました。

昔はSDというとClass10を選んでおけば良いと思っていましたが、今はいろんな規格があるんですね。

USHスピードクラスはUの文字の中に3と印字されているマークが目印になります。


私は下記のマイクロSDを購入して使ったらエラーなくOSMO Pocketで4K動画撮影できました。



自動追尾モードが使えない

OSMO Pocketを買って最初に驚いたのが自動追尾モードです。

子供と一緒に夢中で遊びました(笑)

この便利な自動追尾モードですが3840x1260(4K)で60pの時は利用できません。

「4K 60p動画では、トラッキングは無効。」というメッセージが出ます。


4K60pで撮影したい場合は自動追尾は諦めるしかありませんが4K30pでは問題なく自動追尾機能を利用できます。

iPhoneに4K動画は転送できない

普段iPhoneを使っているのでOSMO Pocketも「DJI Mimoアプリ」を使ってiPhoneに接続して使っています。

iPhoneを接続することでディスプレイ代わりに使えるだけでなく、撮影した画像や動画をそのままダウンロードすることができます。

でも4K動画は60pも30pも両方ともiPhoneにダウンロードすることができませんでした。

ダウンロードしようとすると「現在のモデルはファイルのダウンロードに対応していません。」というメッセージが出ます。


4K動画編集には高スペックPCが必要?

ここまで紹介した注意点をクリアして、無事に4K動画を撮影できました。

次は、PCに転送して動画を編集しました。

が、ここで問題が・・・

私が最初4K動画を編集しようとしたのがiMacで2011年モデルなのでちょっと古めのMacです。

古いとはいえ、メモリは16GBに増設しており、内蔵ディスクもSSDに換装しており、スペック的には決して悪いわけではありません。

●iMac2011改のスペック

このPCで4K動画を撮影しようとしても、カクカクしてまともに再生すらできずかなり苦戦しました。。

代わりにもう一台のMacBook Pro 2016で試して見たら、そちらでカクツキはなく、スムーズに再生できました。

●MacBookPro 2016のスペック

単純なCPUのクロック数だけでみると、iMacのCPUの方が数値が高いですが、発売年で5年の差があります。

一般的には動画の編集性能はCPUが重要です。

私が使っているMacBookProはタッチバーなしのモデルで「Core i5-6360U (Skylake) 2.0GHz」が搭載されているそうです。

すごく快適かと言われればそうではないですが、最新のCore i7が必要でなくても、Core i5相当は最低でも必要ということがわかりました。

メモリは最低でも8GBはあった方がいいのかなと思います。

また、データを保存する先もHDDよりもSSDの方がアクセス速度が早くなるので、この点も重要です。

ただしSSDの場合はHDDと比べると容量単価は高いですが4K動画になればファイル容量も当然大きくなるので、それなりの容量が必要です。

4Kディスプレイを持っていなかったとしても、将来のために4Kで録画して置いておこうとすると、編集はもちろん再生ですら、PCのスペックが低いとままならないので、PCのスペックもにも注意してください。

4Kデータの保存容量が膨大になる

OSOMO Pocketを一週間ほど使ってみました。

その気軽さゆえに、これまでハンディーカムだとめんどくさくて持ち歩かなかった場面でもじゃんじゃんビデオを撮ってしまい、容量がどんどん膨れ上がっていきます。

例えば、花火を撮影した動画は4K60pで撮影して5分で4GBほどです。


お正月休みを利用した旅行中に色々撮影した結果、80GB以上になってしまい、今後管理に結構困りそうです。。。

4Kで残す場面とそうでない場面を切り替えたほうがいいのかもしれませんね。

OSMO Pocketで4K動画撮影するときの落とし穴まとめ

今回は今話題のOSMO Pocketで4K動画を撮影するときの注意点をまとめました。

紹介した注意点のうち、マイクロSDの種類とPCのスペックについてはOsmo Pocketに限らず4K動画全般に言えることです。

いずれにしてもOSMO PocketはドローンでDJIが培ってきた技術が惜しみなく投入されています。

特に3軸ジンバルの性能は驚くばかりで歩きながらビデオを撮影しても全くぶれずに凄いの一言です!!

買って本当によかったと思います。皆さんにも是非オススメしたい一品です!


これから旅行のお共にOSMO Pocketを持っていろんなところに行きたいと思います♪

おっと、Osmo Pocketをいじっているうちにスマホのストレージを圧迫して困っている方は下記の記事も併せてご覧ください。


【DJI OSMO Pocket】DJI Mimoアプリでキャッシュをクリアする方法(Clear Cache)

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