プリンターがあれば便利だなと思いながらも購入しなかった理由の一つが、常時設置しておく必要があるプリンターの設置スペースの問題です。
ただ、たまにプリントアウトする必要があるときに、プリントアウトするためだけにコンビニに行くのも面倒なので、コンパクトなプリンターを購入することにしました。
色々物色して購入したのがHPの「Tango X」です。
発売自体は2018年なので決してい新しい機種ではないですが、比較検討した結果、これを上回る機種がなかったので「Tango X」を購入しました。
実際に使ってみてメリット・デメリットが見えてきたので、どんな使い方に向いているのか、向いていないのかなど紹介します。
超コンパクトなスマートプリンター「HP Tango X」を紹介します!
HP Tango X
これはプリンターなの?と思えるシンプルなデザインのプリンター「Tango X」は、無駄を省いてとにかく、コンパクトに、そしてスタイリッシュにこだわったモデルです。
特徴的なのが、本体にリネン生地カバーがついていて、カバーをして収納しておけば、誰もプリンタだとは気づきません(笑) →HP Direct限定で「HP Tango」というカバーが付属しないタイプもあったようです。
そしてなんといっても特筆すべきは、サイズ感です。
簡単に持ち運ぶことができ、本棚とかちょっとした隙間に収納できるのでプリンタ購入時に設置場所を考えておく必要がありません。
無線での使用が基本なので、一度セットアップしておけば、電源を切って、収納しておいても、次回使うときにコンセントに挿せばそのまま使うことができます。
■サイズ
寸法(幅×奥行×高さ) | 389 x 246 x 91 mm |
重量 | 3.4 kg |
他のプリンタと比較して貰えばわかりますが、かなりコンパクトですよね!
■主な仕様
解像度 | モノクロ(最高):1200×1200dpi カラー(最高):4800×1200dpi |
インクシステム | 4色(黒・カラー3色一体型) |
用紙の種類 | 普通紙、インクジェット専用紙、フォト用紙、はがき、インクジェットはがきなど |
用紙サイズ | A4、A5、A6、B5 (JIS)、封筒(長形3号/長形4号)L判、2L判、はがき、往復はがき |
インクは4色なのですが、黒以外のカラー3色は一体型のインクカートリッジで、ランニングコストを考えればマイナスポイントです。
HP Tango X のメリット
- とにかくコンパクト
- おしゃれ(プリンタとしての存在感がゼロ)
- 価格も比較的安価(セールなどで1万円台前半で購入が可能)
- 簡単設定(iPhoneやMacなどのApple製品との相性抜群)
- PC不要
さらに、おしゃれなデザインにも関わらず、価格が安価なのも嬉しいポイントです。
購入時にランニングコストの点で悩みましたが、本体がAmazonのセールでかなり安くなっていたので購入を決断しました。
購入した時は、13,800円でした。
この価格で、おしゃれなスマートプリンタが買えると思うとかなりお買い得かと思います。
HP Tango XはApple Storeでも販売されていますが、価格が高いのでご注意ください・・・
Apple Storeで扱っているように、Air Printで簡単な設定でiPhoneやMacから手軽に使うことができるので、Appleユーザとの相性も抜群です。
デザインもApple製品との親和性は良いかと思います。
あとは、Androidでも簡単に接続することができるのでPCがなくてもプリントアウトできるのもメリットです。
HP Tango X のデメリット
- スキャナ機能がない
- ランニングコストが高い
- 液晶ディスプレイがついていないので状態が分かりにくい
コンパクトな反面、機能が省かれているので、スキャナ機能がありません。
スキャナ機能自体は不要という方も多いかと思いますが、複合機についているコピー機能がないので、この時点で候補から外れる方も多いかと思います。
一応、HP Smartアプリケーションを使って、コピーしたい用紙をスマホカメラでスキャンして、プリントアウトすることは可能ですが、歪みなどは補正されるとはいえ、コピー機能がついているプリンタと比べれば、使い勝手や品質の面で劣ります。
また、気になる点としては3色一体カートリッジのため、ランニングコストが高めです。
エコタンクを搭載している他社製の高価格帯のプリンタと比べれば、ランニングコストは高いですが、同じ価格帯のプリンターと比較すれば同じレベルかと思います。
あとは、極力無駄を省いたデザインのため、液晶パネルもなく、本体の状態をカラーランプで表示されるため、うまく動作しなかった場合に、どういった状況なのか確認するのに時間がかかるのもイマイチなポイントです。
HP Tango Xが向いている人・向いていない人
それでは、どんな人がHP Tango Xに向いているのかというと、
- とにかくコンパクトで省スペースなプリンターが欲しい
- 存在感のあるプリンタを出しっぱなしにしておきたくない
- 使用頻度はそれほど多くない
- コピー・スキャン機能もスマホ経由の操作が許容できる
という人が挙げられます。
ランニングコスト等々を考えるとヘビーユーザーには向いていないと思います。
また、ヘビーユーザーである場合、わざわざ片付けたりすることもないので、その点でTango Xを選ぶ理由はないのかなと思われます。
やはり、プリンターは欲しいけど、いかにもプリンター!という機器を部屋におきたくない場合や、おくスペースがない方に、Tango Xは向いています。
やはりコンパクトな分、機能面では妥協しているところはあるので、万人受けするプリンタではないのかなと思います。
インクカートリッジの互換性について
対応インクは、
- HP 804XL インクカートリッジ 黒(増量) (T6N12AA)
- HP 804XL インクカートリッジ カラー(増量) (T6N11AA)
海外の型番の場合は「HP 64」のようですが、日本で安く購入できるわけではなさそうなので、無難に804の純正品または互換性のあるインクを購入するのが良いかと思います。
ちなみに、増量版(XL)と通常版のインク量は3倍くらいの違いがありますが、価格は倍くらいの違いなので、それなりに使う場合は、増量版を購入した方がお得になります。
購入時についてくるインク
Tango Xを購入時には試供品?のようなインクがついてきます。
セットアップ用カートリッジとの記載があるので、おそらく通常販売されているHP804よりは少ない容量のカートリッジかと思います。
実際に、アプリケーションで見ても残り容量は少ない状態でした。
HP Smartアプリ
プリンターのセットアップは、本体のステッカーについているバーコードからHP Smart アプリをダウンロードして簡単に設定することができます。
プリンターの設定はかなり苦労するイメージがありましたが、WiFiに接続してアプリで操作するだけなので、非常に簡単に行えました。
Apple製品の場合は、一度セットアップしてしまえばAir Printが使えるので、他のデバイスからでも簡単にプリントアウトできるようになりました。
Windowsマシンでもそれほど、困ることなく設定できました。
スマートプリンター「HP Tango X」レビューまとめ
我が家の場合、プリンターの出番がそれほどないので、簡単に収納できて、どこにでも違和感なく設置できるプリンターは非常にありがたいです。
普段は棚の中に収納していて、使うときに電源を差して使っていますが、起動までに時間がかかるということもなく、非常にスムーズに使うことができています。
ただ、仕様にはA5対応と書いていますが、A5でプリントアウトできない(プリントアウト時に選択肢に出てこない)ので、その点は調べる必要があります。
全体的には、必要なときに引っ張り出してきて、無線で簡単に接続できるHP Tango Xは我が家の使い方に合っています。
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