エアアジアのアイランド・トランスファーを利用してサムイ島へ!飛行機・バス・船がセットになったパッケージを徹底解説!!





エアアジアは飛行機のチケットだけでなく、バスやフェリーもセットにして、離島行きのパッケージを提供しているのをご存知ですか?


今回紹介するのはアイランドトランスファーというエアアジアのサービスについてです。

アイランドトランスファーは、空港がない離島を中心に最寄りの空港からバスとフェリーをセットにした商品です。

例えば、過去にはタイ最後の秘境と言われているリペ島にアイランドトランスファーを利用して行ってきました。

今回は、アイランドトランスファーサービスを使ってサムイ島に行ってきたので紹介したいと思います!

エアアジアのアイランドトランスファーについて(Airasia Island Transfer)


サムイ島には空港がありますが、実はあそこはバンコクエアウェイズの私設空港なのでLCCなどが乗り入れることができず、どうしても航空券が割高になります。なので、エアアジアのアイランドトランスファーを使って行ってきました♪

エアアジアのアイランドトランスファーについて

エアアジアは、飛行機が就航していない離島までの交通手段をオールインクルードで提供しています。

例えば、私が2016年に行ってきたリペ島は近くに空港がなく、飛行機で近くの空港まで移動してそこからバス→船に乗り換えて移動する必要があります。

もちろん自力でバスやフェリーを利用して辿り着けないことはありませんが、外国人旅行者にとってはハードルが高く、また乗り継ぎなどを含めてどのくらい時間がかかるのが時間が読めません。

そうすると、せっかく素敵なビーチリゾートがあったとしても旅行者にとっては選択肢から外れてしまいがちになりますが。

そんな状況を打破するために、エアアジアをはじめとしてタイのLCC数社は飛行機だけでなく、目的地(離島)に到着するまでの交通手段を全て提供する「アイランドトランスファー」を提供しています。

エアアジア以外にもNokAirなんかも同じようなサービスを提供していて、リペ島に往路はNokAir、復路はエアアジアを利用して行ってきたときの様子は下記の記事をご参照ください。

絶対行っておきたい!! タイ最後の楽園 リペ島の魅力と行き方の紹介
予約方法の詳細はこの後紹介しますが、基本的にはユーザーは意識する必要なく、宛先を入力して検索すればアイランドトランスファーの結果も通常の飛行機のチケットと同様に表示されます。

逆にいうと、飛行機だけの移動だと思っていたらバスもフェリーも必要だったという可能性があるので検索結果の詳細は確認するようにしましょう!

アイランドトランスファーサービスを提供している離島について

2020年現在、エアアジアがタイでアイランドトランスファーサービスを提供している都市は下記になります。
  • サムイ島(Koh Samui)
  • パンガン島(Koh Phangan)
  • ピピ島(Koh PhiPhi)
  • ランタ島(Koh Lanta)
  • リペ島(Koh Lipe)
  • ンガイ島(Koh Ngai)
  • ヤオノイ島(Koh YaoNoi)
  • タオ島(Koh Tao)
Koh(コー)というのはタイ語で島という意味になります。

予約方法

エアアジアのアイランドトランスファーの予約方法は至って簡単です。

行き先に該当の島を入力すると検索結果に出てくるのは、アイランドトランスファー込みの検索結果が表示されます。


仕様はちょこちょこ変更されているので、一概にはいえませんがこの記事の執筆時点では上記のキャプチャの通り、アイランドトランスファーの行き先には南国を示すココナッツの木と島のアイコンが表示されるようになっています。

そのためユーザーとしては、予約時にアイランドトランスファーを意識する必要がありませんが、例えばサムイ島なんかの場合は、サムイ島にも空港があるので直行便だと思っていたら、実はアイランドトランスファーで、思ったよりも時間がかかるルートだったなんてこともあり得るでご注意ください。(エアアジアはサムイ島には直行便を飛ばしていません。)

検索結果を見ると下記の通り、乗り継ぎ二回となっていますがこれは飛行機の乗り継ぎではなく、バスと船も併せて乗り継ぎ二回となっています。


ルートの詳細を確認すると下記の通りになっています。


上記はハートヤイ経由でリペ島までいくルートになっています。

エアアジアでのサムイ島までの行き方(往路編)

では、次に実際にエアアジアのアイランドトランスファーを利用して、サムイ島に行ってきたので詳細を紹介したいと思います。

往路と復路で基本的には同じルートですが、気になる点もあるかと思いますので、それぞれ注意点も含めて実体験を元に紹介します。

ちなみにサムイ島の場合は、空港がありバンコクのスワンナプーム空港からも直行便が飛んでいますが、前述の通りバンコクエアウェイズの私設空港でLCCが飛んでいないため、エアアジアのアイランドトランスファーを利用するメリットは価格になります!

アイランド・トランスファーを利用した所要時間&ルート

エアアジアのアイランドトランスファーを利用してドンムアン空港〜サムイ島に行く場合は、5時間〜6時間以上必要です。

バンコクエアウェイズの直行便が1時間ちょっとであることを考えるとかなり時間かかりますね。その代わり価格は3分の1くらいになります。



ドンムアンからサムイ島までのルートは下記の通りです。
  • バンコクのドンムアン空港→ナコン・シー・タマラート(飛行機:1時間15分)
  • ナコン・シー・タマラート→ドーンサック港(バス:1時間30分)
  • ドーンサック港(Seatrans Ferry)→ サムイ島・ナトン港(フェリー:1時間30分)



子連れだとこの旅程はきついかもしれませんね。。と言いながら我が家は子連れですが、幸い小さい頃から引っ張り回しているのでこれくらいへ平気について来てくれます。

飛行機:ドンムアンからナコン・シー・タマラート

まずはバンコクのLCC専用空港ドンムアン空港からタイ南部のナコン・シー・タマラートまで1時間15分ほどのフライトです。

まずは、ドンムアン空港でチェックインを済ませます。


一応スタッフの方はいますがほぼセルフチェックインです。エアアジアのセルフチェックインは下記の記事をご参照ください。

次に、保安検査場を通りますが、このタイミングで国内線であってもID(日本人の場合はパスポート又はタイの運転免許でもOK)のチェックがあります。

この時はバス移動での沖ドメでした。


こちらの飛行機でナコンシータマラートまで向かいます。


約1時間15分のフライトでした。

バス:ナコン・シー・タマラートからドーンサック港


空港に到着したら小さい空港なのでターミナルまでは歩いての移動です。

空港から港までの流れをまとめておくと、
  • 預け入れ手荷物の受け取り
  • フェリー会社のカウンターでバスの手続き&待機
  • バスに移動
  • バスから港までは約1.5時間の道のり
という流れになります。

まずは、預け入れ手荷物をターンテーブルから流れてくるので受け取ります。


制限エリアを抜けたところにあるフェリー会社のカウンターで手続きをします。


私たちが行った時はSeatran FerryでしたがRaja Ferryと言うこともあるようです。

ちなみにRaja Ferryのところにエアアジアのノボリがありましたが、スタッフの方にエアアジアの提携フェリーは奥の方だよと教えてもらいました。

下記の写真のところではなく、ここではなく赤いAVISのカウンターの前くらいにあるカウンターでした。


思いっきり「Check-in Here」と書いてありますが、人が多い時期だとこちらでも受付をするのか、タイミングによってフェリーの会社が違うのか不明ですが、エアアジアであることを伝えてカウンターの方に確認するとちゃんと教えてくれます。


航空券の予約番号を見せて、スタッフの方が持っている用紙に顧客リストがあるのでそちらの用紙の自分の名前のところにサインをします。


すると、こちらのシールを服の見えるところに貼って、バスに案内するまでその場で待機するように指示されました。

こちらのカウンターでサムイ島の港からホテルまでの乗合タクシーのチケットも販売していましたが、スタッフの方が忙しそうで予約する余裕はなさそうな雰囲気でしたが、この後に向かう港でも同じチケットを販売していました。

150バーツ/人なので数名の場合はタクシーやGrabの方が早いので便利だと思います。


バスの出発は思いの外早く、全員が揃った時点ですぐにバスに案内されました。

バスはターミナルの外に停車していました。

往路はタイの派手な観光バスでした。(人数が少ないとVanタイプの車の場合もあるようです。復路がそうでした。)

階段で座席まで登ります。


内装も綺麗で思っていたより快適なバスでした。


座席下にはフットレストもあります。


フェリー:ドーンサック港からサムイ島ナトン港

ちょうど1時間半ほどで港に到着しました。

港はフェリー会社によって異なるようですが、今回はSeatranフェリーだったのでそちらの港に送迎されます。


 フェリーターミナルに入ってすぐ右側にAirAsiaの看板がありますが、ここは帰りのバスのチケットをもらう場所で、フェリーのチケットはこの向かい側(つまり、ターミナルに入って左側)のカウンターでした。


上記の写真にちっちゃくAirAisaのサインが見えますね。

利用者は大勢いるので、全体的にもうちょっとオーガナイズされていても良さそうですが、結構適当なので都度カウンターの場所を聞いたり面倒でしたw

こちらのチケットカウンターでもエアアジアの予約番号を見せて、顧客リストの用紙にサインをします。

引き換えにフェリーのチケットをもらえます。


船乗り場は、フェリーターミナルの奥の方にあるのですが、子供がトイレに行っている間に気がつけば船は出発していました(笑)
フェリーのチケットを通すゲートの前に座っている、スタッフの方に聞くとフェリーは1時間に一本あるようで、次の便の時間を教えてくれました。

15時のフェリーに乗り遅れたので、次の便は16時でしたが15時40分くらいに来てねとスタッフの方に言われました。

フェリーは特にエアアジアの貸切とかではなく、一般の方と同じです。そのため、急いでいる場合は、自分でスピードボートのチケット買っても良さそうです。

フェリーは1時間半ですがスピードボートは30分でそれほど高いわけでもなさそうでした。

こちらでもサムイ島に到着してからの送迎チケットを販売していました。


こちらのSEATRAN Ferryのドーンサックフェリーターミナルですが、ミニマートやちょっとした食事ができるスペースがあったので一本乗り遅れても十分に時間を過ごすことができました。


食事はもちろんタイ料理が中心です。


パンやサンドウィッチもありました。


そして、時間が近づいたら下記の写真の待合スペースに移動します。この中はエアコンが効いているので快適ですが、ゲートを通過する必要があり、通過した後は買い物する場所がないのでご飯を食べる場合は、ゲート通過前に済ませましょう。(この後紹介しますが、お菓子やちょっとした軽食は船内でも買えます。)


時間になるとみんなが動き始めるので流れに沿って移動しましょう!


 こちらがフェリーです。カーフェリーなので車も乗ります。


こちらは2階デッキスペースです。デッキスペースは3階にもあります。(3階はデッキスペースのみ)


こちらが船内のシートです。結構、くたびれている感はありましたw


この時間帯はお正月ということもあってか結構込み合っていました。


船内にはミニマートもあって、スナックや軽食、飲み物を買うことができます。




 船内でカップラーメンを買ってお湯を入れて食べている人が多かったです。


 なんと有料だと思いますがマッサージルームもあります。さすがはタイですね。


1時間半の船旅ですが大きく揺れることもなく無事に到着しました。

そして驚くほどにフェリーの発着時間が正確で16時ちょうどに出発して17時半ちょうどに到着しました。

ちなみにパンガン島行きの方もこのフェリーに大勢乗っていたので、サムイ島経由で行くのかもしれません。(乗り換えがあるかもしれませんが、確認していません。。)

ナトン港からホテルまでの移動手段

そして、Grabを使えばいいやと思っていたので、特にホテルまでの移動手段を考えていなかったのですが、港のところにソンテウ(ローカル乗合バス)やタクシーが停まっていました。


サムイ島のタクシーはこのカラーリングみたいです。


事前にフェリー会社の乗合バスを予約していた場合もこちらか乗ることになると思います。


私たちはGrabで移動しましたが、Grabもこちらの埠頭部分まで来てくれました。


ということで、特に大きなトラブルがなく移動することができました。

想像以上に乗り継ぎがよく、フェリーは一本乗り遅れたものの、大幅な遅延なくサムイ島に到着しました。

エアアジアでサムイ島からバンコクまでの行き方(復路)

復路は、基本的には往路と同じ道順になりますが、この記事を見ていただいている方が気になりそうな部分に絞って紹介します。

ホテルからナトン港まで

私たちは往路と同じくGrabを利用しました。

他にはホテルにお願いしてリムジンやタクシーを手配する方法、他にはローカルのソンテウに乗る方法もありますが、少し難易度が高めです。

Grabやタクシーの場合は、ナトン港というだけでなくSEATRAN FERRYであることをしっかり伝えましょう。

フェリー会社によって乗り場が変わります。

そして、往路で降りた埠頭の先っちょまでしっかりと送迎してくれました。


フェリー:サムイ島ナトン港からドーンサック港まで

フェリーのチケットは往路の時にフェリーを降りたすぐ場所に建物があるのでその中で受け取ります。


こちらの建物の前にエアアジアのノボリがありました。


建物の中に入って、左側のカウンターでした。いくつかありますが、エアアジアというとどの窓口か教えてくれます。


上記の真ん中がエアアジアのチケットカウンターでした。

こちらでエアアジアの予約番号を伝えて、往路の時と同じように顧客リストにサインをしてチケットを受け取ります。


そしてゲートを通過して、待合所で待機します。


時間ギリギリだったのでちゃんと見ていませんが、こちらのフェリーターミナルには売店のようなものがなかった気がします。


帰りのフェリーのほうが往路のフェリーよりちょっとだけ新しかったです。




こちらのフェリーにもミニマートとマッサージルームがありました。

そして、ちゃっかりとカップ麺用のお湯もあります。夕方の時間帯だったので、乗船して速攻皆さんカップ麺にお湯を注いでいました。


帰りも16時ちょうどに出発しました。タイとは思えない正確さですw

バス:ドーンサック港からナコンシータマラート空港

次は、ドーンサック港に到着したらフェリーターミナルの入り口付近にあるエアアジアの看板のあるカウンターでバスの手続きをします。


ここでも予約番号を伝えて、顧客リストにサインをして、バスのチケットを受け取ります。

そしてこの時はバスまで係りの方が案内してくれました。


上記の大きなバスかと思ったら、帰りはこちらのバンでの送迎でした。


私たちが乗ったらすぐに出発したので、貸し切りでした。


この旅で一番、運転の荒い運転手さんでした・・・

30分くらい進んでから、エアアジアだよね?と確認されたのには焦りましたが(笑)

そして、途中停まって別のバンの運転手から現金を受け取ったり、道端で待っている人から怪しげな箱を受け取ったりと怪しさ満点でしたが、、なんとか1時間半で空港に到着しました。

飛行機:ナコンシータマラート空港からドンムアン空港

そして、最後は飛行機での移動です。

小さい空港なのでエアアジアのカウンターも二つしかありません。


 特にこちらでは迷うことなく、飛行機に搭乗して無事にバンコクに戻ることができました。


エアアジアのアイランド・トランスファーでサムイ島まとめ

今回はエアアジアのアイランド・トランスファーでサムイ島までの道のりを紹介しました。

思った以上に待ち時間が少なく快適に移動できましたが、バンコクエアウェイズの直行便と比べると、合計5時間以上はかかるので結構大変でした。

途中でも書きましたが、こんなに利用者が多いんだからもう少し、乗り継ぎの案内をスムーズにしてもいいような気がしますが、基本的には飛行機以外の部分はフェリー会社にお任せなので、都度カウンターを探すのが面倒だったので、みなさんが迷うことのないように細かく記載しました。

ただ、フェリー会社が違ったり、カウンターの場所が違うこともありえますのでその点にはご留意ください。

そして、この手の旅行記では省略されがちな復路にも力を入れて書きました。

今回一度行ったので、ある程度要領がわかりました。

今度はエアアジアでナコンシータマラートより港に近いスラタニまで行って、そのあとのバスとフェリーは直接フェリー会社のジョイントチケットを自分で購入してもそれほど難易度は高くなさそうだなと感じました。

今回利用したナコンシータマラート空港については下記の記事をご参照ください。

サムイ島への玄関口!ナコンシータマラート空港を紹介します!!(Nakhon Si Thammarat Airport)

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